再生回数・登録者が10倍増える切り抜き動画の作り方とは?YouTubeライブ配信の動画をSEO検索対策に活用
YouTube成長パートナーのケビンです。
YouTubeでライブ配信を行うクリエイターや企業は増えています。しかし、その多くが配信後の動画を活用しきれず、
「せっかく配信したのに再生回数が伸びない」
「新規登録者につながらない」
という悩みを抱えています。
本記事では、ライブ配信動画をライブ配信を1回きりで終わらせないために「切り抜き動画」として再活用し、再生回数・登録者数を10倍に伸ばす方法を解説します。
この記事は、『YouTube成長パートナー・ケビンのスキルアップチャンネル』を文字起こしした内容になっています。動画で見たい方はこちらもぜひチェックしてください。
ライブ配信の目的とその活用価値

YouTubeライブ配信にはさまざまな目的があります。
- チャットを通じて視聴者と交流し、関係性(エンゲージメント)を深める
- 既存の登録者・ファン層との距離を近づける
- 商品やサービスを紹介し、より詳細な情報を届ける
例えば店舗を運営している場合、商品の素材や使用感をリアルタイムで紹介することで、顧客の理解を深めることができます。
しかしライブ配信は30分〜1時間以上に及ぶことが多く、初めてチャンネルを訪れた視聴者が最初から最後まで視聴するハードルは非常に高いのが現実です。
なぜ「切り抜き動画」が効果的なのか

ライブ配信の魅力は、リアルタイムでのやり取りにあります。
しかし、配信後にアーカイブとして残った動画は、長時間であることがネックになり、再視聴されにくい傾向があります。
そこで有効なのが、「切り抜き動画」です。
配信の中から特に反応が良かった部分や、情報価値の高いポイントだけを抜き出して短くまとめることで、新規視聴者にも見やすいコンテンツに生まれ変わります。
切り抜き動画のメリット
- 新規ユーザーが気軽に内容を把握できる
- SEO的にもテーマごとの動画が検索に引っかかりやすくなる
- 編集次第で他のSNS(TikTok・Instagramリールなど)にも転用可能
つまり、1回のライブ配信を複数の動画コンテンツに再利用できるという点で、時間対効果が非常に高い戦略となります。
実例①:着物ブランドのライブ配信を切り抜いて再生回数3倍に

銀座シックスに店舗を構える着物ブランドでは、毎月1回、1時間〜1時間半のライブ配信を実施しています。
配信ではゲストが登場し、実際に着物を着付けるリアルタイムコーナーが人気ですが、その部分だけを切り抜いた動画を公開したところ、以下の成果が得られました。
- 元のライブ配信:再生回数 約1,500回
- 切り抜き動画:再生回数 約5,000回
つまり、配信内容を短くまとめるだけで再生数が3倍以上に増加したのです。
視聴者が「着物コーディネートだけ見たい」「時間がないけどポイントを知りたい」といったニーズを持っているため、テーマを絞った切り抜きが効果的に機能しました。
このように、ライブ配信を切り抜き動画に変換することで、新規視聴者層へのリーチを拡大できるのです。
実例②:着付け教室のライブ配信が10万回再生に

もう一つの事例は、着付け教室のYouTubeチャンネルです。
コロナ禍でリアル撮影が難しい中、Zoom形式のライブ配信を行っていました。
この配信の中から、「帯の結び方」や「初心者でもできる着付けのコツ」など、ハウツー部分を中心に切り抜き動画として再編集したところ…
- 元のライブ配信:再生回数約1万回
- 切り抜き動画:再生回数約10万回
同じ内容でも、短時間で要点を学べる形に再構成するだけで視聴者数が10倍に増加しました。
特に「HowTo」系や「ノウハウ・教育系」コンテンツは検索需要が高く、ストック型の資産として長く再生される傾向にあります。
YouTube登録者を伸ばすためにライブ配信をしたらやるべきこと

①ショート動画化してマルチ展開する
ライブ配信のハイライト部分を縦型ショート動画(YouTubeショート・TikTok・Instagramリール)に変換することで、拡散力が大幅に高まります。
これにより、YouTubeだけでなく他SNSからの流入も期待できます。
②ライブ配信前に「切り抜き前提」で構成を作る
配信を始める前に「どのパートを切り抜きに使うか」を意識した構成を組むことで、後の編集作業がスムーズになります。
例えば、
- 商品紹介のコーナーを10分ごとに区切る
- チャット質問コーナーを明確に分けておく
- 「ここは後で切り抜こう」と想定して話す
これを意識して制作すると、配信後の動画編集の効率が格段に上がります。
③未紹介パートを「特典映像」として活用する
ライブ配信中に「Aパターンの商品」を紹介した場合、切り抜き動画では「Bパターンの商品」を特典として追加するなど、ライブ配信では見られない限定要素を入れるのも効果的です。
これにより、既に配信を見た人も「もう一度見よう」と再来訪する動機になります。
成功チャンネルに学ぶ「切り抜き動画の波」

コロナ以降、切り抜き動画は一大トレンドになりました。
短く要点をまとめることで、多くの新規ユーザーにリーチし、本編チャンネルの登録者増加にも直結しています。
このように、切り抜き動画は単なる「抜粋」ではなく、マーケティング的な導線として機能しているのです。
効果的な動画尺と編集ポイント

動画の長さ(尺)は、目的によって最適な長さが異なります。
- 拡散重視なら ショート動画:60秒以内
- チャンネル登録者数を伸ばすなら 通常動画:10分前後
ライブ配信の内容を再編集する際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 見やすいテロップや金額表示を入れる
- 商品紹介では素材や価格などを明示する
- 冗長な部分を省いてテンポよく構成する
このように工夫することで、ライブ配信の再利用動画でも離脱率を下げ、視聴維持率を高めることができます。
編集を外注するのも有効な選択肢

ライブ配信の映像は1時間を超えることも多く、自社で編集するには相当な労力がかかります。
そのため、切り抜き編集を専門業者に外注するのも効率的です。
編集のプロであれば、
- 字幕・テロップの最適配置
- 音声ノイズ処理
- SEOに強いタイトル・サムネイル設計
といったポイントを意識した上で、再生回数を伸ばす構成に仕上げてくれます。
まとめ:1本のライブを「資産」に変える
YouTubeライブ配信は、ただの一回限りのイベントではありません。
その中には、切り抜き動画として再活用できる宝の素材が眠っています。
- 配信後にダイジェスト動画を作る
- 縦型ショート動画で他SNSにも展開
- 見やすくテロップ・要約を入れる
この3ステップを実践するだけで、再生回数・登録者数を何倍にも伸ばすことが可能です。
もし「ライブ配信をしても伸び悩んでいる」「編集に時間が取れない」という方は、専門の動画編集代行を活用し、1本の配信を長期的にチャンネル成長へつなげていきましょう。
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