【サムネイルABテストのやり方】canvaを使ったサムネの作り方や考え方を解説!YouTubeの再生回数を増やすために必須です
YouTube成長パートナーのケビンです。
「一生懸命作った動画がなぜか再生されない…」
「YouTubeチャンネルの登録者数が伸び悩んでいる…」
そんな悩みの原因は、動画の内容ではなく、その手前の段階である「サムネイル」にあるのかもしれません。
動画が表示されてもクリックされなければ、その魅力は永遠に視聴者へ伝わりません。そして、クリック率が低い動画はYouTubeのアルゴリズムからも「人気のない動画」と判断され、おすすめに表示される機会が減ってしまうのです。
この記事では、YouTubeサムネイルのABテストのやり方ついて、わかりやすく解説します。
この記事は、『YouTube成長パートナー・ケビンのスキルアップチャンネル』を文字起こしした内容になっています。動画で見たい方はこちらもぜひチェックしてください。
なぜYouTubeのクリック率が重要?サムネイルABテストが必須な理由

そもそも、なぜサムネイルのクリック率がそれほどまでに重要なのでしょうか。それはYouTubeの仕組みそのものに深く関わっています。
クリック率が低い動画は「おすすめ」から消えるという現実
YouTubeの目的は、視聴者に1秒でも長くプラットフォームに滞在してもらうことです。そのため、「視聴者が興味を持ちそうな動画」を分析し、トップページや関連動画に表示させるアルゴリズムになっています。
その分析の際、重視される指標の一つが「クリック率」です。
クリック率が低い動画は、YouTubeのアルゴリズムによって、おすすめに表示する回数が減らされてしまいます。どれだけ素晴らしい動画を作っても、クリックされなければ、その存在すら知られないという厳しい現実があるのです。
サムネイルABテストでクリック率を向上させよう
動画が表示されたときに、「興味深い」と視聴者に思ってもらい、クリックされるかが重要です。とはいえチャンネル運営を始めてすぐの頃は、どのような見せ方が効果的なのかを把握するのは簡単ではありません。
そこで重要になるのが「ABテスト」です。複数のサムネイルパターンを実際に視聴者に見せて、どちらがよりクリックされるのかをデータで検証する方法です。
「ABテストは難しそう…」と感じるかもしれませんが、心配は無用です。今ではYouTubeの公式機能として、誰でも簡単にABテストを導入できるようになりました。
新機能【テストと比較】を使ってABテストを始めよう
「テストと比較」機能は、2024年に導入されました。1つの動画に対して最大3つの異なるサムネイルを設定し、YouTubeが自動でそれぞれのサムネイルを視聴者に表示して、どのパターンのパフォーマンスが最も高いかを検証してくれる機能です。
設定できるサムネイルは最大3つですが、「2パターン」でのテストを推奨します。なぜなら、3つ以上のパターンを同時にテストすると、どの要素がクリック率に影響を与えたのか、その要因が分散してしまい、正確な分析が難しくなるからです。
「文字の訴求が良かったのか?」「デザインが良かったのか?」を明確にするためにも、まずは改善したい要素を1つに絞り、AパターンとBパターンの2つで比較する。これが成功への一番の近道です。
実例から学ぶ!ABテストで検証すべき3つのポイント
では、具体的に「何を」変えてテストすれば、クリック率は向上するのでしょうか。実際の事例を元に、検証すべき3つのパターンをご紹介します。
①訴求(キャッチコピー)の違いをテストする
視聴者はサムネイルの文字を瞬時に読み取り、自分にとって有益かどうかを判断します。同じ内容でも、言葉の選び方ひとつで反応は劇的に変わります。
例えば「最初のきつい1年間を“一緒に乗り越えよう”」という共感を促す訴求よりも、「最初のきつい1年間を“どう乗り越えた?”」という問いかけと解決策を匂わせる訴求の方が、クリック率が高くなるという事例がありました。


また、「こうすれば成功する」というポジティブな訴求と、「これをやったら失敗する」という視聴者の痛みに訴えるネガティブな訴求をテストするのも非常に効果的です。どちらがターゲットに響くか、ぜひ試してみてください。
②デザインの違いをテストする
言葉だけでなく、視覚的なデザインもクリック率を左右する大きな要素です。
例えば、着物など和風のテーマを扱うチャンネルであれば、一般的な「横書き」の文字よりも、趣のある「縦書き」のデザインの方が、世界観が伝わりクリックされやすいかもしれません。また、フォントを「ゴシック体」にするか、「明朝体」にするかでも印象は大きく変わります。


さらに、文字情報だけでなく、背景の写真やイラスト、写っている人物の表情(笑顔か、驚いた顔かなど)を変えてテストすることも、大きな成果につながる可能性があります。
③構成要素の違いをテストする
サムネイルに統一性を持たせるのも良いですが、一方でマンネリ化してしまうという側面もあります。違う変化を入れるために、いつもと違うパターンを試すのもおすすめです。


例えば、サムネイルの視認性を向上するためにテロップの入れ方を強調するなどして、パフォーマンスがどのように変化するかを検証しましょう。
Canvaを使ったサムネイルの作り方や考え方
サムネイルABテストの重要性はわかったけれど、「何パターンもサムネイルを作る時間がない」という方も多いでしょう。ここからは、実際にどのように運用していくのか、テストを効率的に回すためのコツをご紹介します。
テンプレートを準備して量産体制を築く
重要なのは、自分のチャンネルの「型」となるテンプレートをいくつか用意しておくことです。一度テンプレートを作ってしまえば、あとは動画ごとに文字や写真を差し替えるだけで、効率的にテストパターンを量産できます。
デザインが苦手な方でも、Canvaのような無料デザインツールならテンプレートも多様で、初心者でも簡単にサムネイルを作成できます。
思い切ってプロのデザイナーに外注するのも有効な手段です。クラウドソーシングサイトなどを活用すれば、比較的安価に依頼できます。
依頼する際は、「〇〇(参考チャンネル名)のようなテイストで、文字や写真を差し替えられるテンプレートを制作してください」と具体的に発注しましょう。
デザイン違いのテンプレートをベースに、ご自身でテキストや画像を書き換えれば、ABテストを行い検証することができます。
サムネイルの制作パターンはさまざまです。最近流行っているデザインを真似するのも良いですし、ご自身の好きなテイストに寄せるのもOK。ABテストを試しながら、サムネイルのクリック率、視聴維持率が伸びるきっかけを探ってみましょう。
\YouTube運用にお悩みの方へ/
「チャンネルがなかなか伸びない…」
「何を改善すればいいか分からない…」
そんなお悩みはありませんか?
弊社では、販売促進の視点から、数多くのYouTubeチャンネル運用を支援させていただいております。
現状の課題分析、改善アドバイス、他社チャンネルとの比較検証まで、無料でのご相談も可能です。
まずはお気軽に、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。内容を確認のうえ、担当者よりご返信させていただきます。