YouTubeの厳しくキツい壁の乗り越え方を登録者0▶︎100人▶︎1000人▶︎1万人とフェースごとに解説
YouTube成長パートナーのケビンです。
「YouTubeチャンネルを始めたけど、なかなか登録者が増えない…」
「毎日動画をアップしているのに、再生回数が一向に伸びない…」
多くのYouTuberが直面する「チャンネル運営の壁」。それは、チャンネルの成長段階、つまり登録者数に応じたフェーズごとに、異なる形で現れます。しかし、壁の存在を事前に知っていれば、心構えができ、焦らずに対処することができます。
この記事では、各フェーズで待ち受ける壁と、それらを乗り越えるための具体的な戦略について、わかりやすく解説します。
この記事は、『YouTube成長パートナー・ケビンのスキルアップチャンネル』を文字起こしした内容になっています。動画で見たい方はこちらもぜひチェックしてください。
【フェーズ1:登録者数 ~100人】YouTubeチャンネルの厳しい現実:最初の100人の壁
2024年9月時点のデータによると、チャンネル登録者数1,000人以上のYouTubeチャンネルは、全体のわずか8%しか存在しません。さらに、登録者数100人以上のチャンネルは、全体の26%程度。
つまり、YouTubeチャンネルの約70%以上は、登録者数100人の壁を超えられていないのです。
最初の100人に到達することは、なぜこんなにも難しいのでしょうか?その主な原因は以下の4つです。
YouTube登録者数100人を超えられない4つの理由
①そもそも動画が伸びにくい環境にある
たとえばInstagramやTikTokなど、他のSNSで既に多くのフォロワーを抱えている場合を除き、全くのゼロからYouTubeを始めると、視聴者を獲得するのは非常に困難です。新しいチャンネルの動画は、YouTubeのおすすめや関連動画に表示されにくく、再生回数が数回~数十回にとどまることも珍しくありません。
私自身も、実際にチャンネルを開設して1か月後の登録者数は4人のみでした。希望に満ちてYouTube運営を始めたものの、数字が伸び悩む現実に直面しました。
②動画が伸びないので原因分析が難しい
初期のチャンネルは再生回数自体が少ないため、YouTubeアナリティクスを見ても、改善に繋がるような十分なデータが集まりません。クリック率や視聴維持率、どのような経路で視聴されているのかといった具体的な情報が乏しいため、何が良くて何が悪かったのかを判断し、次の一手を打つのが難しいのです。
③視聴者のリアクションが少ない
登録者が少ないうちは、コメントや高評価・低評価といったフィードバックもほとんど得られません。視聴者の反応をもとに改善していくことができないため、手探りの運営になりがちです。
④初期は動画のクオリティが低い
チャンネルを開設したばかりの頃は、動画編集のスキルや企画力、トーク力などがまだ発展途上である場合が多いです。そのため、視聴者を引きつけられるクオリティの高い動画を作り続けるのが難しいという側面もあります。
100人の壁を突破する3つの戦略
登録者数100人を目指すには、どのような戦略が必要なのでしょうか?重要なのは、以下3つのポイントです。
- 「伸びる企画」を優先する
- 成功している他チャンネルに学ぶ
- 完璧より継続
まず大切なのは、「自分がやりたい企画」よりも「伸びそうな企画、ニーズがありそうな企画」を優先することです。初期の段階では、とにかく多くの人に見てもらうことが重要。そのためには、視聴者が検索しそうなキーワードや、多くの人が関心を持っているテーマを選ぶことが効果的です。
私の場合は、4本目に公開した「ショート動画のサムネイル設定方法」という動画がきっかけとなり、他動画の再生回数も伸び始めました。結果的に、チャンネル開設から4ヶ月で登録者100人を達成しました。
次に、他の人気チャンネルを参考にし、時には「相乗り」する勇気も必要です。自分の発信したいジャンルで既に成功しているチャンネルや、伸びている動画をリサーチしましょう。
「他の人がやっているから自分は控えよう」と考える方が多いのですが、実はもったいないことです!他のチャンネルが取り上げているということは、それだけ視聴者のニーズがある証拠。同じようなテーマを扱うことで、その人気動画の関連動画として表示されたり、同じ視聴者層のおすすめに出やすくなったりと、自分のチャンネルを知ってもらうチャンスが広がります。
そして、初期のうちは分析が難しくても、諦めずに動画投稿を継続しましょう。1本でも多くの人に見てもらえる動画が出てくれば、そこから得られるデータは貴重な財産となります。
【フェーズ2:登録者数 100人 ~ 1,000人】「選ばれし者」への道と分析力の活用
登録者100人を超えれば上位約30%、1,000人を達成すれば上位約8%の「選ばれし者」の仲間入りです。このフェーズでは、「安定して再生される動画をとにかく増やしていくこと」が鍵となります。
たとえば弊社で支援している金融系チャンネルでは、「自動車ローン」の動画が伸びた後、関連情報をシリーズ化することで安定した視聴者獲得に繋がった事例があります。手応えのあった動画の切り口を少し変えたり、より深掘りしたりする形で、似たような動画を作っていきましょう。
また、このくらいの規模になると、YouTubeアナリティクスの分析データも参考にすることができます。再生回数だけでなく、視聴者がどこから動画を見に来てくれたのか、どのくらい動画を見てくれているのか、といった情報から、「次は何が求められているか」を考えるヒントが見つかることも多いです。
分析のやり方については、以下の記事で解説しています。

登録者数1,000人を達成するポイントは、以下の3点です。
- 定期的に動画更新する仕組みを作る
- 安定的に再生される切り口を見つける
- 新しい切り口を探す検証を行う
登録者数100人から1,000人を目指す期間は、動画の質ももちろん大事ですが、ある程度の「量」をこなしながら、チャンネルへの流入を増やすことが非常に重要です。
100人を超える時点で、YouTubeの世界で上位30%に入ります。そして登録者数1,000人の大台に乗れば上位8%、まさに「選ばれし者」への第一歩。そこを目指して、一緒に頑張りましょう!
【フェーズ3:登録者数 1,000人 ~ 10,000人】収益化と新規リーチ戦略
晴れて登録者数1,000人を超えると、いよいよチャンネル運営が本格的に楽しくなってくる時期です。
このフェーズに入ると、動画公開直後の再生数、いわゆる「初速」が伸びやすくなり、視聴者の関心度を早期に把握することができます。1万人を目指す上で重要なのは、「より多くの人に動画を届けること、つまり「リーチを拡大する」視点です。動画の再生回数は、インプレッション(どれだけ多くの人の目に触れたか)が大きく影響します。
リーチ拡大を狙うためには、以下のポイントを意識してみてください。
- 既存ファンを大切にしつつ、新規層へもアプローチ
少し視野を広げて、関連性の高い、より大きなテーマへ挑戦しましょう。たとえば弊社が支援している着物チャンネルでは、季節性(夏=浴衣)を取り入れた企画でリーチが拡大しました。
- ニュース性・時事性の活用
世の中のニュースや話題になっていることに、自分のチャンネルのテーマを絡めてみるのも有効です。以前、ホリエモンさんのチャンネルが、あるニュース解説で大きく登録者を伸ばした事例をご紹介しましたが、まさにそういった時事性をうまく取り入れるのも一つの手です。
- YouTube内の流行フォーマット活用
たとえば対談形式など、流行の動画形式を自分のチャンネルに取り入れられないか検討しましょう。
もちろん、チャンネルの目的に応じて戦略は変わってきます。広告収益を増やしたいのか、それとも商品やサービスの販売につなげたいのか。それぞれのゴールに合わせて、「どんな動画が求められているか」を常に考え、検証を繰り返していくことが大切です。
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