商品紹介動画3つのメリット!活用シーンや制作方法もまとめて解説
「新商品を発売したけれど、なかなか認知度が上がらない」
「今まではチラシやパンフレットなどの紙媒体だったけれど、時代の流れに乗り動画化したい」
「そもそも動画で商品紹介をするメリットってどこにあるの?」
商品紹介を動画化することに興味はあるけれど、初めてのことでなかなかその一歩が踏み出せないとお悩みの方も多いでしょう。
そこで、今回の記事では「商品紹介動画とは?」という基本的なところから、商品紹介動画のメリットや活用シーン、また制作方法まで詳しく解説していきます。
商品紹介動画とは?
商品紹介動画とは、その名の通り商品の紹介を動画で行うものです。
従来のチラシ、パンフレットなどの紙媒体での商品紹介よりも分かりやすく、より多くのメリットが得られます。
近年ではインターネットの普及も拡大し、スマホユーザーの数も格段に伸びています。
さらに大容量のデータを高速で送ることのできる5Gサービスの開始に伴い、動画市場も飛躍的に伸びているのが現状です。
動画が人々の生活の一部となった今、商品紹介動画を制作、活用し、販売促進を行うことはこれからの時代に合った販売促進の有効な手段です。
商品紹介動画3つのメリット
それでは商品紹介を動画で行う具体的なメリットはどのようなところにあるのでしょうか?
以下、主な3つのメリットについて解説していきます。
メリット1:業務を効率化できる
一つ目のメリットは、業務を効率化できることです。
スタッフが口頭でお客様に商品の説明を行わなくても、動画を視聴することで商品のアピールポイントや使用方法などを一目瞭然分かりやすく理解してもらうことができるからです。
お客様に商品を購入して頂くためには、その商品がお客様に対していかに価値があるものなのかをまずは知ってもらわなければいけません。
商品の説明を動画化してしまえば、スタッフが今までお客様一人ひとりに口頭で伝えていた説明が不要になります。
説明作業が不要になった分、スタッフは空いた時間を別の業務に当てることができるようになり、作業を効率化することができるのです。
メリット2:商品の情報が伝わりやすい
商品紹介を動画するメリットは、以下のような静止画の広告媒体に比べ伝えられる情報量が圧倒的に多いことです。
- 折り込みチラシ
- 新聞や雑誌などの広告
文字、静止画、動画で情報の伝達量を比べると、静止画は文字の7倍、動画は文字の5,000倍の情報を伝えられると言われています。
更に2014年4月に、アメリカの調査会社Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士のが行った研究では
- 1分間の動画から伝わる情報は文字に換算すると180万語
- Webページに換算すると役3,600ページ分
という結果が発表されています。
これだけ多くの情報を伝達できる動画を上手く活用できれば商品の売上UPも夢ではないでしょう。
メリット3:購買意欲が向上する
商品の紹介を動画で行うことで、購買意欲の向上が期待できるのも大きなメリットの一つです。
商品の使用方法を視覚と聴覚を使って分かりやすく説明することで、動画を見た視聴者も実際にその商品を使っているところをイメージしやすくなるからです。
現在の生活に役立つと判断してもらうことができれば、「こんなに便利なら、効果があるのなら私も使ってみたい」と自然と購買意欲も高まるはずです。
商品紹介動画にもいくつかの種類がある!
単に商品紹介動画と言っても、いくつかの種類があります。
商品紹介動画の主な3つの種類について以下、見ていきましょう。
使用方法を説明する「ハウツー動画」
ハウツー動画とは、商品の説明をしながら具体的な使用方法を伝える動画のことです。
「この商品を使えば、実際の生活の中にあるあの困った問題を解決できる!」ということをアピールし、その後実際の使用方法を分かりやすく説明します。
視聴者が動画を見ることにより、生活の中でいかにその商品を有効に活用できるかをイメージすることができれば自然と購買意欲も高まるでしょう。
動画版取扱説明書「マニュアル動画」
マニュアル動画は、主に商品を購入した人向けに作られる詳しい使い方の説明動画です。
商品を購入した際、特に年配の方などは「取扱説明書を読むのが面倒くさい」と思う人が多いでしょう。
お手入れ方法や保管方法、想定されるトラブルのケースなどを動画にまとめることで、簡単に使用することができ、万が一のトラブルの際にも安心です。
また、商品の購入を検討している人も「こんな分かりやすいマニュアルがあるのだったら、購入したい」と購入の後押しにも繋がります。
主にBtoB向け「仕様説明動画」
仕様説明動画は、その商品のスペックについて詳しく説明することを目的とした動画です。
商品がどのような構造で作られているのか、それによりどんな性能を発揮できるのかなどを説明します。
特にBtoB向け(企業間の商取引)の商品紹介の場合、商品を売り込む企業は開いて企業に対し、他社と比べてどんな点で優れていて、どのような性能の違いがあるのかを詳しく分かりやすく伝える必要があります。
取引金額が大きいBtoBの場合、相手企業に「この商品は自社にメリットがある」と前向きに検討してもらうために、仕様説明動画は大変重要です。
商品紹介動画の4つの活用シーン
制作された商品紹介動画は、実際にどのようなシーンでの活用が可能なのでしょうか?
シーン1:イベントや商談
多くの業者や来場者が集まるイベントなどでは、数ある企業の中でいかに自社のブースの前で立ち止まってもらえるかが非常に重要なポイントになってきます。
どんなに優れた商品でも興味を示してもらわなければ意味がないからです。
自社のブースの前でインパクトのある動画を流し企業や来場者の目を引き、その後動画内で商品購入後のメリットや使用方法をを詳しく説明します。
こうすることで多くの人に効率よく商品の魅力を伝えることができます。
また、実際には手に取って見ることのできない大型の商品の場合、なかなか口頭の説明やパンフレットでは分かりにくいものです。
商品の内容を説明する動画に実際に使っているシーンなどを取り入れ、あたかも目の前でその商品を見ているかのようにイメージしてもらうことができます。
シーン2:デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、店頭や電車やタクシーなどの交通機関、屋外などさまざまな場所に設置してあるモニターを使い、情報発信を行うメディアのことです。
店頭にモニターを設置し、取り扱っている商品やサービス、店内の雰囲気などを流します。
それにより以下のような人が立ち止まってくれます。
- 興味はあるけれど、初めて入る店は不安
- ここにこんなサービスを提供しているお店があったんだ
店頭のデジタルサイネージで販促動画を配信することで、商品に対して興味を持ってもらい、その結果顧客を店内へと誘導することが可能になります。
また、商品の側に小型モニターを設置し、使い方や効果などを説明する動画を流すことで購入を促すこともできるでしょう。
交通機関や屋外などで動画を流せばより多くの人が動画を視聴することになり、認知度UPにも繋がります。
シーン3:SNS
以下のようなSNSでの商品紹介動画の配信も認知度の拡大、売上UPに効果的です。
- YouTube
各SNSにより、以下の様にユーザー数や利用者層も多少異なります。
SNSの種類 | ユーザー数 | 利用者層 |
2,600万人 | 20~50代のビジネス層が中心 | |
3,300万人 | 10~30代が最も多い | |
4,500万人 | 80%が20代 | |
YouTube | 6,500万人 | 10~50代はまんべんなく利用 60代は60% |
自社の商品やサービスのターゲット層にマッチしたメディアでの配信を行い、効率的に商品の紹介を行えば、販売促進効果もより高まるでしょう。
またSNSで動画販促をするメリットとして、拡散されやすいことが挙げられます。
ユーザーの興味を引く魅力的な商品紹介動画を作ることができれば、動画が拡散されさらに多くの人に商品を知ってもらうことができるでしょう。
シーン4:Web広告
自社の公式HPなど、Web上で商品紹介動画を流すことで、商品の内容を分かりやすく視聴者に伝え、購入へと誘導します。
たくさんの情報を分かりやすく伝えることができる販促動画と、今や世代を問わず多くの人が利用している、ネットやスマホを組み合わせれば、宣伝効果も一気に高まるでしょう。
商品紹介動画を作る方法と費用
ここまでで、商品紹介動画がどれだけ宣伝や売上UPに有効な方法であるかをお分かり頂けたと思います。
それでは、商品紹介動画は実際どのようにして作られるのでしょうか?
以下主な2つのパターンについて見ていきます。
方法1:動画制作会社に外注する
動画制作の知識やスキルがない、また初めて販促動画を作るなどの場合には、動画制作会社に外注するのが一番安心です。
どのような販促動画を作りたいのかを動画制作のプロに伝えることで、目的に沿ったクオリティーの高い販促動画を作ることができます。
しかし、動画制作会社といっても大小さまざまあり、大手の動作制作会社へ依頼する場合にはどうしても費用が高くなってしまいます。
最近では、フリーランスとして働く動画クリエイターも多く、スキルの高いプロクリエイターさえ見付けることができれば、高クオリティーかつ低価格のコスパの良い販促動画を作ることも可能です。
参考までに、販促動画を外注する場合のおおよその費用相場をまとめると以下の表のようになります。
外注先 | 費用相場 |
フリーランス | 10~30万円程 |
中小の動画制作会社 | 30~200万円程 |
大手の動画制作会社 | 200万円~ |
各外注先の価格帯に差があるのは、そもそも制作会社によってそれぞれ費用が異なることと、以下の違いにより価格が変動するためです。
- 撮影場所を何か所にするか
- スタジオレンタル料
- キャスティング(自社スタッフorプロ)
- 撮影機材のクオリティー
上記の条件により完成した動画のクオリティーも異なります。
撮影に手をかければそれだけ発生する費用も高くなるというわけです。
方法2:自社で作る
社内に動画制作のスキルを持つスタッフが在籍している場合には、自社で販促動画を作るのも良いでしょう。
自社で販促動画を制作すれば編集ソフトや撮影機材などを初期投資するのみで、人件費をかけずに販促動画を作ることができます。
はじめのうちはプロの動画制作会社に外注するよりも、工数はかかるかもしれません。
しかし、じっくりと検討、制作、改善を行うことで自社の動画制作スキルも高まり、いずれはそのスキルが自社の財産となるでしょう。
反面、クオリティーの低いままで販促動画を配信してしまうと、会社としてのマイナスイメージに繋がってしまうというデメリットもあるため十分注意が必要です。
商品紹介動画を上手に活用しよう
商品の紹介を動画にすることは、今の時代に合った最も優れた宣伝方法です。
認知度の拡大や、購買への誘導に大きな期待ができる、商品紹介動画を上手に活用し、売り上UPに繋げましょう。