YouTubeチャンネル登録者数を増やす方法解説!伸びない原因とは?
マーケティングの一環としてYouTubeを活用している企業は、いまや数多く存在します。
YouTubeの運用をするにあたり、重視しなければならないのがチャンネル登録者数です。
チャンネル登録者数を増やすことは、企業の商品・サービスに繋がる潜在的顧客を獲得するチャンスとなるためです。
そこで、本記事ではYouTubeのチャンネル登録者数を増やすポイントや確認方法、伸びない原因などを解説しています。
チャンネル登録者数に悩まれている方は、是非参考にしてみて下さい。
YouTubeチャンネル登録者数とは
YouTubeのチャンネル登録者数とは、YouTubeチャンネルをフォローしている視聴者の人数を反映したものです。
チャンネル登録は、スマートフォンの「チャンネルタブ」から簡単に行う事ができ、登録したチャンネルが新しい動画を公開するたびに通知を受け取ることが可能なため、いち早く最新動画を視聴できるようになります。
ユーザーがチャンネルおよび企業のファンになり、チャンネル登録を行ってくれれば、チャンネル内の他の動画も見てもらいやすくなります。
チャンネル登録者数を増やすことは、動画の再生回数を伸ばすだけでなく、自分のチャンネルのファンを多く獲得して自社の商品・サービスの認知拡大にも繋がるのです。
メンバーシップとの違い
YouTubeには、チャンネル登録の他にメンバーシップという機能もあります。
チャンネル登録は、登録ボタンを押すことで誰でもチャンネル登録が行えますが、メンバーシップは、月額料金を支払うことで利用できる有料会員のことです。
メンバーシップの特典はチャンネルごとに異なりますが、有料会員になることで、バッジや会員限定動画、ライブ配信、メンバー限定コミュニティに参加できるようになるなど、会員限定の特典を得ることができます。
チャンネル登録者数確認方法
チャンネル登録者数は、「YouTube Studio」で確認可能です。
チャンネル登録者数の確認は、以下の手順で行います。
- 「YouTube Studio」を開き、左側のメニュー欄から「アナリティクス」をクリック。
- 「概要」タブでリアルタイムカードを確認する。
- 「現在の数を表示」をクリック。
ここで、チャンネル登録者の推移を確認することができます。
チャンネル登録者数を増やすべき理由
なぜチャンネル登録者数を増やすことが重要なのでしょうか?
ここからは、チャンネル登録者数を増やすメリットを3つ解説していきます。
チャンネルの信用度が上がる
YouTubeチャンネルに対する信用度が上がります。
チャンネル登録者数が増えることで、このチャンネルはたくさんの視聴者から支持されているチャンネルだという印象を視聴者に持たれやすくなります。
そのため、チャンネルが発信する情報の信用度が上がりやすくなるのです。
また、チャンネル登録者数が多いことは新規の視聴者を獲得する際の強みにもなります。
自社の動画をまだ見たことがない視聴者にも動画を見てもらいやすくなり、新しい視聴者を増やしやすくなります。
動画の再生回数が上がる
チャンネル登録者数が増えることで、動画の再生回数が増えやすくなるのもメリットの一つです。
チャンネル登録者は、YouTubeチャンネルのファンであるため、チャンネル内の動画を見てもらいやすくなり、動画の再生回数も上がりやすくなります。
また、YouTube運営者が新しい動画を公開するとチャンネル登録者に通知が届くため、最新動画を視聴してもらいやすく、投稿日から動画の再生回数が伸びやすくなります。
動画公開日から動画の再生回数を伸ばしていくのは大変ですが、チャンネル登録者が多ければ公開日からたくさんの視聴者に動画を見てもらえるようになるのです。
しかも、チャンネル登録者数がいることで、動画の再生回数がある程度見込めるため予想が立てやすくもなることもメリットです。
チャンネル登録者数が増加していくことで必然的に動画の再生回数は、上昇していきます。
収益化できるようになる
チャンネル登録者数を増やすことで、収益化の条件を一つクリアすることもできます。
YouTubeの収益化の条件は、以下の通りです。
- チャンネル登録者数1000人以上
- 直近12か月間の有効な公開動画の総再生時間4000時間以上
- または直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数1000万回以上
上記の条件を全て満たし、収益化することができるようになれば、動画に広告を付けることができるようになり、広告の収益を得ることができます。
参考元:YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格 – パソコン – YouTube ヘルプ (google.com)
チャンネル登録者が伸びない原因
ここからは、チャンネル登録者数の伸び悩みの原因には、どのようなことが考えられるのか、いくつかの原因について説明していきます。
コンテンツに統一感がない
チャンネルが発信するコンテンツに統一感が無い場合には、登録者数はなかなか伸びません。
例えば、「同じチャンネル内で最新家電を紹介する動画と、筋トレの方法の動画とが混在している」などいろんなジャンルの動画を投稿している場合です。
「誰に向けてどんな動画を発信するのか」が明確でないチャンネルは、動画の方向性がバラバラになり視聴者も何を目的としてチャンネル内の動画を見ればいいか混乱してしまうからです。
最新家電の情報を知りたいとチャンネルを訪れた視聴者は、筋トレの方法には興味が無いため「視聴ニーズ」が満たされず、チャンネル登録を行ってはくれないでしょう。
チャンネル内の動画ジャンルは一つに統一し、視聴者が求めているコンテンツを作成していきましょう。
動画投稿が不定期
チャンネル内の動画投稿の頻度が不定期である場合も、チャンネル登録者数が伸び悩む要因となります。
視聴者がチャンネル登録をするのは、「またこのチャンネルの動画が見たい」と思うからです。
しかし最新動画がなかなか配信されなければ、「動画が更新されたらまた見たい」と思っている視聴者の視聴意欲は薄れてしまいます。
「定期的に動画が配信されないのであれば、チャンネル登録しなくてもよい」と視聴者から判断され、チャンネル登録されずらくなってしまいます。
「毎週火曜日、19:00に動画を更新する」など、テンポよく定期的かつ同じタイミングで動画を投稿し続けることで、チャンネル登録者を伸ばしやすくしましょう。
チャンネル登録者数を伸ばすポイント【企画編】
では、チャンネル登録者数を増やすには具体的にどのような対策を施したら良いのでしょうか。
まずは、動画を企画する段階での4つのポイントについて解説していきます。
- 動画のジャンルを1つに絞りターゲットを明確にする
- 検索流入を目指そう
- 動画の投稿頻度を多くする
- 動画が伸びない原因を探る
動画のジャンルを1つに絞りターゲットを明確にする
チャンネル登録者数を増やす上で最も重要なポイントの一つ目は、「どんな内容の動画を誰に届けたいのか」ジャンルを一つに絞りターゲットを明確にすることです。
例えば、「40代女性におすすめの美容コスメ」など、年齢層、性別、ジャンルとターゲットを具体的に設定していきます。
こうすることで、ターゲットとなる視聴者が自社のチャンネル内の動画を見つけ視聴した際に「このジャンルの動画ならチャンネル内の動画をもっと見たい」と感じ、チャンネル登録の確率が上がります。
またジャンルを一つに絞ることで、YouTubeのアルゴリズムにも「どんなジャンルを扱うチャンネルなのか」が伝わりやすくなり、おすすめや関連動画に表示されやるくなるのもメリットです。
検索流入を目指そう
YouTubeの検索流入を増やすのもチャンネル登録者数を伸ばすのに効果的です。
チャンネル登録者数が少ない初期の頃は、おすすめや関連動画に表示されにくいため、検索流入から視聴者を呼び込む必要があります。
YouTube検索からの流入を増やすためには、検索上位に動画を表示させなければなりません。
検索上位に動画を表示させるために、タイトルや説明文、タグ、サムネイルなどに視聴者が検索するであろうキーワードを積極的に盛り込みましょう。
ただし、検索されやすそうという理由から、動画とは関連のないキーワードを盛り込む行為はYouTubeからスパム扱いされてしまう恐れがあるため注意が必要です。
キーワードツールやYouTubeの検索窓を活用してキーワードを選定していきましょう。
キーワード選定に関する詳しい内容は、下記の記事を参考にしてみて下さい。
チャンネル登録者数を伸ばすポイント【動画制作編】
動画を制作する際の工夫も、チャンネル登録者数を増やすポイントです。
- サムネイルを工夫する
- テロップやBGMを入れる
- チャンネル登録を促す
上記のポイントについて以下、少し詳しく見ていきましょう。
サムネイルを工夫
動画の表紙に当たるサムネイルは、動画を選ぶ視聴者が最初に目にする画像です。
視聴者に選ばれるサムネイルを作成し、視聴者を動画へと上手く誘導しましょう。
YouTubeにはサムネイルを自動生成してくれる機能も付いていますが、自作したサムネイル画像を使用するのがおすすめです。
動画内の視聴者の興味をそそる場面をサムネイル画像に選ぶなどの工夫をして、魅力的なサムネイルを作成しましょう。
また、サムネイル内の文字の大きさやフォントを意識すると更に見やすいサムネイルになります。
サムネイルの作成の仕方は、下記の記事を参考に活用してみて下さい。
テロップやBGMを入れる
テロップやBGMを入れるのも効果的です。
動画を閲覧する視聴者は、必ずしも音が出せる環境下で動画を見ているとは限りません。
仕事帰りの電車の中でYouTubeを視聴する人もいるからです。
動画内にテロップを挿入することで、音声が無くても動画を視聴してもらうことができます。
動画を閲覧する視聴者がどのような環境下でも動画を再生してもらえるように工夫をすることで、動画視聴の頻度を高めチャンネル登録者数の増加に繋げて行きましょう。
また、動画内のBGMは、動画を見ている視聴者の感情を揺さぶる効果があります。
場面に適したBGMを入れ、視聴者を惹きつける演出を施しましょう。
BGMを使用する際には、商用利用できる素材であるかどうかをしっかりと確認することが必要です。
チャンネル登録を促す
動画内でチャンネル登録を促すこともチャンネル登録者数を増やす大切なポイントです。
- 配信者が動画内でチャンネル登録を呼びかける
- 終了画面にチャンネル登録ボタンを設置する
- YouTube画面の右隅に透かしのチャンネル登録ボタンを設置する
動画を最後まで見てくれた視聴者は、動画に好反応である可能性が高いためチャンネル登録してもらえる確率が高くなります。
また、YouTube動画の右隅に表示される透かしのチャンネル登録ボタンを設置しておくと、視聴者のタイミングでチャンネル登録をすることができます。
チャンネル登録しやすい環境を整えておくことで新規の視聴者を獲得しやすくなり、チャンネル登録者数増加に繋がります。
チャンネル登録者数を伸ばすポイント【運用・分析編】
動画の投稿頻度を多くする
動画の投稿頻度を上げることも登録者数を増やす大切なポイントです。
動画投稿の頻度を上げることで、視聴者に自分の動画が発見される率が高くなるからです。
しかし、動画の頻度を増やしたいという理由から、クオリティーの低い動画を投稿するのは良くありません。
最近のYouTubeでは、動画の量よりも質を重視している傾向があるためです。
もちろん、動画を閲覧する視聴者も動画の内容を重視しています。
動画投稿に追われ低クオリティーの動画を作成するよりも動画のクオリティーが維持できる範囲でテンポ翌動画を更新していきましょう。
動画が伸びない原因を探る
動画が伸びない原因を知ることも大切なポイントです。
動画が伸びない原因を突き止めないまま、憶測だけで改善計画を練っても効果は上がりません。
- クリック率が上がらない→サムネイルやタイトルに問題がないかチェックする
- 視聴維持率が悪い→冒頭に工夫を加えて視聴者の興味を引き付ける
- 視聴回数が上がらない→チャンネル内の視聴回数の伸びない動画を非公開、または削除することで人気の動画を探しやすくする
上記のように、問題をしっかりと分析し適切な改善策を施すことで動画が閲覧されるようになり、それに伴いチャンネル登録者数も増加していきます。
あきらめず継続する
チャンネル登録者数の伸びや、チャンネル自体の伸びに悩んでもYouTubeを継続することも大切なポイントです。
YouTubeチャンネル開設当初は、動画の再生回数が思うように伸びず心が折れてしまいそうになりますが、YouTubeチャンネルの成長には時間がかかります。
チャンネルが伸びないからとすぐにあきらめず動画を投稿し続け、その中の1本の動画が伸びればそれをきかっけに視聴者がチャンネル内を回遊し、他の動画を視聴してくれるようになるでしょう。
視聴者がチャンネルを回遊し、チャンネル内の滞在時間が増えればYoutubeからの評価も得られやすくなり、動画のインプレッション数が上がりやすくなります。
すると動画がさらに視聴者の目に届く機会が広がり、チャンネル登録者数も増加していきます。
根気強く動画投稿を続けていくことが成長のチャンスです。
YouTube制作のプロに依頼する
YouTube動画を制作会社に依頼する方法も効果的です。
YouTubeは誰でも簡単に始められますが、企業の認知度UPや売上UPを目指す場合には、知識ゼロの状態からYouTube制作を始めても、なかなか成果を上げることは難しいでしょう。
その点、動画制作のノウハウ、チャンネルの伸ばし方などをを熟知している動画制作会社やYoutube運用代行業者に依頼すれば成果に繋がりやすくなります。
動画制作会社を選ぶ際は、制作会社の実績や得意分野などを事前に調べて自社のニーズに合う制作会社を選ぶようにするのがポイントです。
チャンネル登録者数を伸ばすには積み重ねが大事
この記事ではYouTubeのチャンネル登録者数の増やし方のポイントや確認方法、伸びない原因などを解説してきました。
YouTubeチャンネル登録者数を増やすのは簡単ではないですが、対策を施しながらコツコツと積み重ねて動画を投稿し続けることで、チャンネル登録者数を伸ばしていけるでしょう。
自社で動画を制作や運用するのは大変という方は、ぜひプロへの依頼も検討してみてください。